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2014年12月27日(土)

国民共同の新聞に期待と注目

「しんぶん赤旗」 この1年

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 日本共産党が衆院選で画期的な躍進を果たした今年、「しんぶん赤旗」への期待と注目も大きく広がりました。この1年をふりかえってみると―。


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(写真)「ブラック企業連続追及企画」で、JCJ賞を受賞する、「しんぶん赤旗」日曜版の山本豊彦編集長(右)=8月9日、東京都千代田区

相次ぐ受賞―4こま漫画とブラック企業追及

 5月12日、日刊紙の4こま漫画「まんまる団地」の作者、オダシゲさんが第43回日本漫画家協会賞特別賞を受賞しました。1万3900回を超え、主に社会人を読者とする日刊紙の連載4こま漫画では最長記録を更新中です。「案に無理がなく、日常生活の中に特に小動物達にも温かい目を向けている」というのが、受賞理由。多くのファンに支えられています。

 7月16日には、日曜版編集部の「ブラック企業連続追及」が、優れたジャーナリズム活動に贈られるJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞しました。理由は、「『ユニクロ』『ワタミ』などと、具体的に企業名をあげ、過酷な労働実態を追及し続けた『しんぶん赤旗』の報道姿勢は特筆に値する」というもの。作家の江上剛さんは、「ブラック企業は、デフレ時代の“成功モデル”として持ち上げられたところも多く、マスメディアも批判しにくい。そのなかで日曜版が企業名を出して報道した勇気は、尊敬に値します」というコメントを寄せました。

「日本でもっとも進歩的、良心的メディア」と韓国紙

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(写真)「赤旗」連載を単行本にした『亡国の経済』『原発の深層』の韓国語版

 韓国で最大部数をもつ朝鮮日報は志位和夫委員長の韓国訪問にあたって、志位委員長のインタビューを10月16日付で掲載しました。そこでは、「しんぶん赤旗」には日刊紙と日曜版があることを紹介し、「(『赤旗』には)報道に聖域がないことでも有名だ。日本でもっとも進歩的で良心的なメディアだという評価も聞かれる」と書きました。

 韓国では赤旗編集局が著した本が次々翻訳・出版され、話題になっています。その一つ、『原発の深層』は、『原発マフィア』のタイトルでことし出版されましたが、翻訳者の洪相鉉(こうしょうげん)さんが、韓国内の反響をリポートしました(11月17日付学問文化欄)。

 洪さんは、出版関係者が「この本が韓国社会に与えた肯定的影響で、今や韓国国民は『赤旗』を単に日本共産党の機関紙ではなく、地球的問題で真実を求める読者の知る権利を満たし、未来社会のビジョンを提示する有数の外国メディアと位置づけていると思う」と感想を語ったこと、これを証明するように大型書店チェーンの目立つ場所にこの本が置かれていることなどを紹介し、「『赤旗』の人民的メディアとしての役割を実感させられる意味深い現象」と書きました。

保守の重鎮が次々登場、「一点共闘」進める力に

 自民党幹事長をつとめた古賀誠、加藤紘一両氏をはじめ、この間「しんぶん赤旗」には、保守政治家・論客といわれる人々が次々登場し、秘密保護法強行、集団的自衛権行使容認の閣議決定など、安倍政権の暴走に異を唱えました。日経ビジネスのコラムニスト・小田嶋隆氏が電子版で、「行く手に翻るのは赤い旗のみか?」として、このことをとりあげました。

 「安倍政権が発足して以来、日本共産党の機関紙である『赤旗』のインタビュー欄に、保守系の論客や、自民党の元重鎮が登場するケースが目立つようになっている」「保守系の論客と見なされている人々が、次々と赤旗のインタビューに応じている背景には、安倍政権に対して、真正面から反論する場を提供してくれる媒体が、もはや赤旗ぐらいしか残っていないことを示唆している」

 国民共同の新聞としての「赤旗」の役割は大きいものがあります。元NHKアナウンサーの村上信夫さんは9月13日付の「焦点・論点」欄で、「NHKは政府広報ではない」と、籾井(もみい)勝人会長の罷免を求めました。後日、村上氏は、自身のブログで、記事には「とたんに反響があった」と、次のように書きました。

 「え、この人も『赤旗』を読んでいるの?と思った。と、同時に、社会を憂えているんだと嬉しくもなった。ある料理研究家は、『一紙だけ読んでいると、情報の偏りがあるから、赤旗を読んでバランスを取っている』と言っていた。確かに、他の新聞が報道しない視点での記事が掲載されている」

日本の良心示す「赤旗」の「慰安婦」論文

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(写真)「しんぶん赤旗」9月27日付

 「朝日」の吉田清治証言取り消しを機に、「慰安婦」問題で日本軍の関与を認め、謝罪した「河野談話」攻撃が強まるなか、「赤旗」は9月27日付で論文「歴史を偽造するものは誰か 『河野談話』否定論と日本軍『慰安婦』問題の核心」を発表しました。このなかで、「河野談話」攻撃に全面的に反論し、問題の核心を浮き彫りにしました。

 同論文について読者から「的確な反論ですっきりした」「日本の良心を示すものだ」などの声があがり、専門家・研究者からも高い評価が寄せられました。

 「一部のマスメディアが、『慰安婦』問題の本質を隠そうとしている中で、『しんぶん赤旗』論文は『慰安婦』問題の原点に立ちキャンペーンの不当性を指摘し、日本政府の責任をあらためて追及する論文として、貴重だと思っています」(吉見義明・中央大学教授)

 「『赤旗』の論文『歴史を偽造するものは誰か』は、ほんとうにその通りです。『事実にもとづいた報道って、こうだよな』というのが私の感想です」(岡野八代・同志社大学教授)

 こうして、「赤旗」の「慰安婦」論文は、この問題の解決に向けて、大きな力になりつつあります。


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