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2014年12月23日(火)

激戦リポート

四国ブロック 得票率10.12%の善戦

自民政治に怒り「議席次こそ」

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(写真)比例候補としてたたかった春名直章氏(右端)、2区候補として奮闘した谷崎治之氏(右から4人目)とともに決意を語る浜川百合子さん(同3人目)=15日、高知市

 「次は絶対に四国から共産党の議席を取り戻しましょう」(ツイッターから)、「今回は共産党に入れた。よくがんばった」(高松市の街頭)など、選挙後、各地で激励が相次いでいます。

 四国4県の日本共産党は、浜川百合子比例候補を先頭に、四国ブロックでの11年ぶりの議席奪還をめざして奮闘しました。議席には届きませんでしたが、15万8848票(10・12%)を獲得。前回得票を5万1872票伸ばし得票を約1・5倍化、議席獲得への展望を切り開きました。

自公維票減らす

 自民党は比例で3議席を獲得しましたが、得票は約2万票減らしました。公明党は1議席を確保したものの、約3万票後退。民主党は1議席にとどまり、維新の党は1議席で前回総選挙での日本維新の会の得票(約39万票)を半減させました。四国でも、唯一躍進したのが共産党です。

 浜川候補の訴えは、党内外に大きな変化を起こしました。

 演説では、消費税増税で閉店に追い込まれた近所のクリーニング店の話、「年金を1日100円でも上げてほしい」と語る高齢者の声を紹介。「私には届けなければならない声があります。善戦健闘ではなく、必ず国会へ送ってください」と力を込めました。

 浜川候補の訴えに、党派を超えた市民から、「どうしても国会へ出てほしい」「同じ子育て世代として、子どもたちを戦争に行かせないためにがんばって」など強い共感が広がりました。

高知県は20%超

 日本共産党は、高知県で、比例票で全国トップの20・31%を獲得しました。

 高知県東部の芸西村では、比例での得票率を12年総選挙の13・27%から22・36%まで伸ばしました。

 ピーマンや花卉(かき)栽培が盛んな同村。ピーマン農家の男性は党支部長に「ピーマンの価格は上がらないのに、資材や燃料は上がり、労賃も出ない」と語り、「今の自民党のやり方では農家は行き詰まってしまう。今回は家族全員で共産党だ」と話すなど、自民党政治への怒りから、共産党支持を表明する人が相次ぎました。

 浜川候補の第一声や街頭演説で応援に立ち、支持拡大にも取り組んだ大森陽子土佐市議(無所属)は「四国から浜川さんを送り出せなかったのは残念ですが、獲得した議案提案権を活用して、ブラック企業規制など若者が希望を持てる社会をつくってほしい。支部や地方議員の日常的な活動を強めて、さらに躍進してもらいたい」と期待を語りました。(内田達朗)


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