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2014年12月22日(月)

エボラ熱  ゼロめざす

国連総長 西アフリカ歴訪

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 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は18〜20日、エボラ出血熱の感染が拡大する西アフリカのリベリア、シエラレオネ、マリ、ギニアの4カ国と「国連エボラ緊急対応派遣団」(UNMEER)本部のあるガーナを歴訪しました。潘氏がエボラ熱流行地域を訪問するのは初めて。各国で、国連が流行の根絶に全力を尽くすと強調しました。


感染拡大地域へ初

 ロイター通信などによると、潘氏はリベリアでサーリーフ大統領と会談。終了後の記者会見で潘氏は「今は手を緩めるときではない。われわれは、たった一つの感染が流行の引き金を引く可能性のあることを目の当たりにしてきた」と述べ、感染者ゼロを目指すことが目標だと強調しました。

 シエラレオネでは首都フリータウン郊外にあるエボラ治療センターを訪問。看護中にエボラ熱に感染し、その後回復した看護師のレベッカ・ジョンソンさん(28)と懇談しました。ギニアの首都コナクリでは、国連職員らに対し、「エボラ対策で努力し、支援する人たちに対する差別があってはならない」と強調しました。

 潘氏の歴訪には世界保健機関(WHO)のチャン事務局長、エボラ出血熱対策を担当する国連のナバロ調整官が同行しています。

 WHOによると、エボラ出血熱による死者は19日までに、シエラレオネ、リベリア、ギニアの3カ国で7373人となっています。感染者は1万9031人に上っています。


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