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2014年12月21日(日)

日本共産党 新衆院議員

熱い期待胸に

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 衆院選で躍進した日本共産党は14人の新衆院議員が誕生しました。抱負と決意を語ってもらいました。(順不同)


命と安全守るため全力

南関東ブロック 畑野 君枝さん(57)

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(写真)畑野 君枝さん

 多くの出会いがありました。共産党はきらいだけど投票したという男性。「自民党をとっちめてくれ」とかけよってきた商店主。3歳の男の子の頭をなでながら「この子を戦争にとられたくない」と涙ぐんだ若い母親。党に託された安倍政権暴走ストップの願いに応え、あらゆる分野で政治の転換をめざします。

 青年と「お仕事実態調査」でブラック企業、ブラックバイトの実態を聞きとりました。無法な実態を安倍首相にぶつけすぐに是正させたい。ブラック企業規制法案を衆議院でも出し動かしたい。

 アベノミクスの残業代ゼロや生涯派遣の派遣法改悪など労働者は誰も望んでいません。非正規切りにあい裁判をたたかう労働者らの「雇用を守るルールをつくってほしい」との願いに応え、労働法制の改悪を許さず雇用の安定と中小企業の経営を守るために頑張ります。国会で取り組んできた少人数学級の前進のために力をあわせます。

 横須賀基地の「動く原発」ともいえる原子力空母は交代させず撤去を求めます。欠陥機オスプレイの訓練や厚木基地拠点化は許せません。自衛隊員を殺し殺される関係にする戦争するための法整備を許さず、命と安全を守るために力を尽くします。

 中学校教諭、民青同盟神奈川県委員長などを歴任。元参院議員。党中央委員、神奈川県副委員長。


世代超え暴走ストップ

南関東ブロック 斉藤 和子さん(40)

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(写真)斉藤 和子さん

 「南関東で3議席絶対確保」のスローガンが出て選挙が終盤に向かうにつれ、支部や後援会の人たちも「よぉし!やるぞ!」と元気になっていったことが印象的で、励まされました。原発ゼロを求める仲間や「勝手連」の方々など、まさにみなさんの底力で押し上げていただいた議席だと実感しています。

 街頭で訴えていると、にこりともせず近づいて来て、ぼそっと「頑張れよ。今回はおれも妻も入れるからな」と告げる人、早朝の駅頭で足を止めた若者など、党への期待をひしひしと感じました。

 ブラック企業と集団的自衛権の問題は特に関心の的でした。30代の男性は「社会全体がブラック。何とかしてください」といい、大学生から小学生まで「戦場に行きたくない」と訴えてきて、世代を超えて「戦争する国づくり」と暴走政治ストップを願う声が寄せられました。

 生後9カ月になる息子の笑顔が、活動の原動力です。子どもの笑顔を見ると、どんな疲れも吹き飛びます。保育園を増やすなどの子育て支援で安心して子どもを産み育てられ、人間らしく働ける社会にするために力を注ぎたい。そのためにも、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定は断固撤回を求めます。

 千葉県船橋市在住。党千葉県委員、党千葉県西部地区常任委員。日本大学農獣医学部卒。千葉県立清水高校臨時講師をへて党職員に。


勝ち取った議席輝かす

中国ブロック 大平 喜信さん(36)

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(写真)大平 喜信さん

 中国5県を回る中で、消費税増税や米価暴落、極東最大と化す米軍岩国基地、島根原発再稼働の動きなど、数多くの不安や苦しみを聞きました。保守層や初めて共産党に入れるという人たちが「生活を守るために共産党しかない」と思いを託し、この躍進に結びついたと実感しています。

 来年は終戦・原爆投下から70年。核兵器廃絶、被爆者の願い実現に向けて、国会で仕事ができる意義は大きいし、誇りです。

 青年の実態も深刻です。ブラック企業、不安定な仕事と生活、高すぎる学費、奨学金返済で苦しむ青年の声をじかに聞き、何とかしたい気持ちでいっぱいです。

 母はお好み焼き店とパートを掛け持ちして兄と私を育てながら、党の会議をよく家で開いていました。人のために一生懸命な母のように、自分もそういう生き方をしたかった。大学では教員志望でしたが、党や民青同盟の活動で政治を変えるという活動の大事さや面白さを学び、迷った末に、この道を選びました。

 11歳の息子が「父ちゃんはかっこいい」と誇らしそうに話していたと妻から聞き、うれしかったです。みんなで勝ち取った議席を輝かせるようにしっかり勉強して元気いっぱい頑張ります。

 1978年生まれ。広島市出身。広島大学学校教育学部卒。民青同盟広島県委員長を経て党広島県委員会に勤務。家族は妻と息子。


あたたかい福祉実現へ

九州・沖縄ブロック 田村 貴昭さん(53)

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(写真)田村 貴昭さん

 10年間、九州・沖縄をくまなくまわり活動してきました。県民・市民がくらしや福祉、農業、原発、基地問題などにどういう思いや不満をもっているのか、声を聞いてきました。国民の思いを知ることが10年間の得難い財産であり糧でありました。その国民の思いを、今度は国会の質問でストレートにぶつけて、寄せられた期待に応えていきます。

 米軍新基地建設、川内原発再稼働の押し付けや佐賀県へのオスプレイ配備など、九州・沖縄に如実に表れた安倍政権の圧政は、どれも国民が望んでいないことです。その安倍政権の矛盾と道理のなさを徹底して追及し、国民と共同して暴走政治に立ち向かっていきたい。議席数では自公両党の政権与党には及びません。しかし、日本共産党の背中には国民の大きな民意と応援団がいます。ここを最大の強みにして論戦に挑みたいと思います。

 北九州市議のときから、あたたかい福祉を実現することを活動の原点にしてきました。消費税増税と同時に押し付けられている社会保障の連続改悪は許せません。とりわけ、年金制度の問題に取り組みたい。減らない年金、頼れる年金、安心できる社会保障を一日も早く実現するため、全力をつくします。

 1961年生まれ。北九州大学卒業。97年から北九州市議(2期8年)。党国会議員団九州沖縄ブロック事務所長。


「アベノミクス」と対決

九州・沖縄ブロック 真島 省三さん(51)

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(写真)真島 省三さん

 県議や国政候補をつとめ、貧困と格差の拡大を肌で感じてきました。リーマン・ショックで仕事と家を失い路上に放り出された労働者の方々や社会保障、生活保護から排除されて苦しむ方々を目の当たりにし、こんな状態をつくりだした国の政治を変えなければという思いを強くしました。

 ところが安倍政権はますます格差を広げるほうに突っ走っています。富裕層や大企業をもうけさせればいずれ滴り落ちてくるという「アベノミクス」と国会で対決したい。

 この間安倍政権の暴走と対決する「一点共闘」で労働組合、経営者団体、弁護士会や農協に飛び込んで対話、「自民党に対抗するもう一つの極、それは共産党では」との言葉を頂きました。選挙戦でも見ず知らずの女性が「消費税を上げず企業や富裕層に増税した方がいいという共産党に賛成」とメモを預けていくなどかつてない反応が返ってきました。党への期待は比例九州・沖縄ブロックでの2議席獲得や、沖縄1区の赤嶺政賢さんの勝利で示されました。

 沖縄の島ぐるみのたたかいと、九州・沖縄で2議席の国民の支持が重なって勝ち取った3議席目。その重みを受け止めて国会論戦に力を尽くし、共同をさらに広げて政治を動かしていきたい。

 九州工業大学工学部中退。党八幡・戸畑・遠賀地区委員長を経て県議1期。現在、党県書記長。


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