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2014年12月18日(木)

激戦リポート

東北ブロック 4県で10%超え

保守との共同の広がり 大きな力

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(写真)演説後、支持者と握手を交わす高橋氏(右)=16日、盛岡市

 5選が決まった開票日の翌15日、高橋ちづ子氏は仙台市で早朝宣伝を行った後、青森県に駆けつけ、JA青森中央会、県社会保険労務士会、県医師会を訪問し、次つぎ懇談しました。

 「TPP反対の立場を貫く高橋議員や共産党の姿勢は農業者の立場と一致する。今後もぶれない共産党に期待する」(岡山時夫JA青森中央会会長)、「大きくなった党の力で、さらに力を貸してほしい」(葛西一美県社労士会会長)と激励と期待が寄せられました。

2議席まで5万

 東北比例ブロックで日本共産党は、前回衆院選から投票率が大幅に下がったなか、約12万3千票増やし37万9811票を獲得、得票率を3・97ポイント増やし9・89%に前進し、2議席目まであと5万票あまりまで迫りました。4県で得票率は10%を超えました。青森県の東奥日報は15日付夕刊2面のトップで「本県 共産、唯一得票伸ばす」と報じました。

 前進の大きな力になったのが保守層との共同の広がりです。

 農協の政治組織である全国農政連が初めて高橋候補を推薦。青森県では社会保険労務士会も前回、前々回に続き高橋候補を推薦しました。

 共同の広がりの根底に、自民悪政により限界まできている国民の暮らしがあります。

 米価暴落に手を打たず、農業破壊をもたらすTPPを進める安倍政権―。住民運動で共産党とのつきあいのある農業を営む宮城県のある自民系市議が「比例は共産党に入れる」と明言。秋田市では自民党ポスターを張り出している農家に後援会員が「米価暴落もTPPも自民党のせいなのに」と話すと、「あんたの言うとおりだ。義理で張っていたけど、はがすよ」と答えが返ってくるという事例が各地で出ています。

 津波被災者から岩手県委員会に、家の再建の資金不足を訴える電話があり、生活再建支援金の500万円への引き上げを掲げる党の政策を話し、支持してもらう。進まぬ大震災・原発事故からの復興のなかで、生活再建最優先を掲げる党への信頼も広がっています。

怒り広がり実感

 高橋氏は選挙結果の報告会で強調しました。

 「新しい国会では自公が多数を占めることになるが、自民政治への怒りが保守層の中に広がっていることを選挙戦で実感した。これからが正念場。議案提案権を持った共産党の21議席の奮闘と国民との共同で、文字通り安倍暴走をストップさせるたたかいに全力を尽くす」

 (柴田善太)


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