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2014年12月17日(水)

米国防総省 嘉手納・伊江島基地を増強

F35機岩国配備 沖縄の民意に逆行

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 米軍の次期主力戦闘機・F35ステルス戦闘機の米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)への2017年配備を想定し、沖縄の米空軍嘉手納基地(嘉手納町など)、米海兵隊伊江島補助飛行場(伊江村)での同機の訓練を想定した大増強を16年までに進める計画が判明しました。米国防総省が今年3月、米議会に提出した2015会計年度予算案に明記されました。

 米海兵隊の「海兵航空計画2015」によれば、17年から海兵隊仕様のF35を16機、岩国に配備。これに伴い、嘉手納基地の「第3格納庫」を拡張・改修。同基地の常駐機が使用しているときでも、F35などの整備を可能にします。来年4月に着工し、16年8月までに完成させる計画です。F35の駐機場も確保されます。

 また、伊江島では、F35の垂直離着陸を想定して、強襲揚陸艦の着艦訓練場を大幅に改修。模擬甲板や、オスプレイ配備に伴って12年に建設された垂直離着陸帯の改修を15年3月に着工し、16年9月に完成させる計画です。

 予算案によれば、現在の施設は「F35のジェット噴射に耐えられない」としています。

 これらの計画から、岩国を拠点とするF35は一定期間、嘉手納に暫定配備され、伊江島を往復して着艦訓練を行うものと考えられます。飛行ルート下の爆音被害も避けられません。

 県知事選や総選挙で示された過剰な基地負担への憤りを示す民意に逆行し、米国が今なお、沖縄を植民地のように扱っていることを示しています。


 F35 敵のレーダー網をかわす最新鋭ステルス戦闘機で、来年からの実戦配備が計画されています。岩国に配備される機種は、強襲揚陸艦への着艦を想定して垂直離着陸が可能です。


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