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2014年12月17日(水)

大間原発の審査申請

電源開発 建設中で初

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 電源開発(Jパワー)は16日、建設中の大間(おおま)原発(青森県大間町)について、稼働開始の前提となる新規制基準への適合性審査を原子力規制委員会に申請しました。建設中の原発の申請は初めて。

 大間原発は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜて作るMOX(モックス)燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物)を全炉心で使う世界初の「フルMOX」原発。MOX燃料はウラン燃料より、核分裂反応を抑える制御棒の効き方が悪くなるなどの危険性が指摘されているばかりか、燃やしたMOX燃料の行き場もありません。

 規制委の田中俊一委員長は「今の日本が世界でやったことがないことをやること自体が、一般論として非常に難しい」との見解を示しています。同社は2021年度中の稼働開始を目指しています。

 対岸の函館市が今年4月、国と同社を相手取って建設差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしています。


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