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2014年12月15日(月)

米 警官による相次ぐ黒人死亡事件

首都で抗議25000人デモ

各地から人種の違い超え結集

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 【ワシントン=洞口昇幸】米国で白人警官の残虐行為による黒人の死亡事件が相次いでいる問題で13日、首都ワシントンで大規模な抗議デモが行われました。参加者は米各地から黒人や白人など人種の垣根を超えて広がりをみせ、その数は米メディアによると2万5千人に達し、米連邦議会までの大通りを行進しました。


ニューヨークやボストンでも

写真

(写真)「亡くなった米国民を悼む。すべての人に正義を」と書かれたプラカードなどを掲げて抗議に集まった米市民=13日、首都ワシントン(洞口昇幸撮影)

 市民らは大型バスも使い、全国各地からホワイトハウス近くの広場「フリーダム・プラザ」に集合。「私たちは生きていけない!」「警官の暴力や人種差別の終止符を!」などの要求を掲げた人波は広場から議会まで通じるペンシルベニア通りまであふれました。

 デモ参加者は「手を挙げたら撃つな」「正義なくして平和なし」などの唱和を何度も繰り返しました。

 メリーランド州から参加した黒人女性のブランディ・フォーティさん(36)は、「不当で心痛む事件が続く状況を変えたい。そのことを国会議員や政府、関係当局に訴えたい。人種差別は絶対に許されない」と力を込めました。

 この日、ニューヨークやボストンでも同様の抗議行動があり、ニューヨーク市では2万5千人が参加しました。

 ミズーリ州ファーガソンの黒人青年射殺事件で不起訴となった白人警官が11月末に辞職し、オバマ大統領が「法の下の平等」を約束すると表明していますが、これまで各地で抗議行動が続いています。


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