総選挙きょう投票

「安倍暴走」阻む　ぶれない党を

　大激戦の総選挙は、いよいよきょうが投票日です。国民の声に耳を貸さない安倍晋三政権の暴走にストップをかけ、国民の声が届く政治へ切り替えることができるのか。主権者・国民の一票一票で政治を大きく動かすときです。消費税増税など経済・暮らしの問題でも、平和や憲法をめぐる問題でも「自共対決」の構図は鮮明です。安倍政権と正面から対決するとともに、抜本的な対案を示して国民との共同をすすめる日本共産党の議席を大きく伸ばし、国民が主人公の新しい政治を実現しようではありませんか。

広がる「今度は共産党」

　「安倍首相の政治は本当に危険だ。いままで自民党だったが、今度は共産党だ」「いろいろな党に裏切られた。ぶれない党に期待する」―。政治を変えたいと願い、模索を続ける有権者の方々から熱い期待と信頼の声が日本共産党に寄せられた選挙の最終盤です。

　発足から約２年、あらゆる分野で国民無視の暴走を重ねる安倍政権にたいする国民の怒りと不安が大きく広がるなかでの選挙戦でした。安倍首相は選挙の争点を、経済政策｢アベノミクス｣に絞り込むことを狙いましたが、実際に鋭く問われたのは、「安倍政治」全体だったことは明白です。大企業を大もうけさせる「アベノミクス」自体も、「増税不況」などによっていよいよ破綻を深めています。

　消費税１０％増税を２０１７年４月から「先送り」実施するのか、それとも増税をきっぱり中止して消費税に頼らない「別の道」に転換するのか。景気悪化と格差拡大の「アベノミクス」を続けるのか、「暮らし第一」への転換で日本経済をたてなおすのか。集団的自衛権行使を認め「海外で戦争する国づくり」を許すのか。原発再稼働をすすめるのか。沖縄の米軍新基地建設強行を許すのか―。

　「この道しかない」と無反省に暴走の加速を狙う安倍政権と正面対決するとともに、それに代わる道―「五つの転換」を示したのが日本共産党です。消費税増税に代わる社会保障財源などを明確に示した提案は、責任ある政党の姿として新たな注目も集めています。

　日本共産党が、国民の利益を守る立場を貫き、安倍政権とぶれずに対決できるのは、企業・団体献金も政党助成金も一切受け取らない政党だからです。税金頼みの「国営政党」は安倍政権に対決できません。

　日本共産党には戦前の暗黒時代の弾圧に屈せず反戦平和を貫く９２年の歴史があります。国民のなかに根をおろし、要求にもとづき誠実に共同をすすめる政党です。国民の利益は裏切りません。

　２年前まで与党として消費税増税など悪政をすすめた民主党に安倍政権と対決する足場はありません。維新の党は悪政推進をけしかける危険な姿が浮き彫りです。国民の願いは絶対に託せません。

共産党躍進が政治変える

　日本共産党への一票は、安倍政権の暴走を阻む最大の力であり、確かな未来をひらく安心の一票です。昨年の都議選、参院選で躍進した日本共産党は、都政でも国政でも現実政治を動かすうえで大きな力を発揮しています｡総選挙で､日本共産党が大きく伸びれば政治は必ず変わります。歴史的なたたかいに勝利し、国民の声が届く新しい政治を実現し、ともに未来をきりひらきましょう。