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2014年12月12日(金)

香港、デモ隊全面排除

学生ら“民主選挙”運動継続

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 【北京=小林拓也】香港当局は11日午後、香港島・金鐘(アドミラルティー)の幹線道路で道路占拠を続けていたデモ隊の強制排除を行い、退去を拒むデモ隊を逮捕しました。行政長官選挙の民主化を求めて2カ月以上続いた道路占拠運動は事実上、終結することになります。

 当局は7000人規模の警官を投入。11日午前、裁判所の占拠禁止命令の範囲内となっていた金鐘の幹線道路の一部で強制執行を実施した後、命令対象外区域の全面的排除も強行しました。

 10日夜には、学生や市民ら約1万人が金鐘に集結し、「真の普通選挙」を獲得する運動を続けることを確認し合いました。

 11日も多くのデモ隊が現場に残り、無抵抗・非暴力を表明し、「真の普通選挙を」などのスローガンを叫びました。しかし、警察は占拠現場に居座るデモ隊を逮捕すると通告し、無抵抗で座り込みを続けていた学生や市民を逮捕しました。

 当局は、少数のデモ隊が占拠を続けている繁華街・銅鑼湾(コーズウェイベイ)でも近く強制排除に着手する見通しです。

 9月28日に始まった選挙制度の民主化を求める道路占拠運動は当初10万人にまで広がり、世界の注目を集めました。しかし運動が長引くにつれ、生活への影響や一部デモ隊の暴力行為などにより市民の支持が離れていきました。


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