2014年12月10日(水)

北関東で２議席を何としても

群馬・埼玉　山下書記局長が訴え

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（写真）「北関東から２議席を」と訴える山下芳生書記局長（左）と梅村さえこ比例候補＝９日、埼玉県川越市

　日本共産党の山下芳生書記局長は９日、群馬県と埼玉県内の２カ所で演説し、「北関東ブロックで現在の１議席を２議席に何としても躍進させてください」と力を込め、塩川鉄也、梅村さえこ両比例候補の二人をそろって国会へと訴えました。

　昨夜も米軍機の低空飛行の爆音に苦しんだ群馬県。高崎駅前に勢ぞろいした選挙区候補の一人が「米国でやれない訓練を日本の空で自由勝手にやる。許せない」と抗議すると、聴衆から「そうだ」の声が上がりました。

　山下氏は、新基地建設反対の「オール沖縄」の声が圧勝した沖縄県知事選の結果を無視する安倍政権を批判。県民を裏切った自民党の全４候補を落選させようと、保守・革新の垣根を超えた共同が発展していると報告し、「沖縄のたたかいに全国が連帯できるのが総選挙だ。新基地建設ノーの審判を下そう」と呼びかけ、大きな拍手がわきました。

　埼玉県内の川越駅前に続き、川口駅前では４人の子どもを育てる女性（３４）が応援演説し、「子どもは言います。『安倍総理は戦争しようとしているから嫌い』と。自分の子が戦争に行くことは考えられません。共産党は９２年前から戦争反対を訴え続けています」と語りました。

　山下氏はまた、自民党本部収入の６割、民主党は８割、維新の会も７割が血税の政党助成金だと示し、「国民に『自立、自助』を説いて社会保障を情け容赦なく切り捨てながら、自分たちは税金でぬくぬくと活動する。政党の堕落だ」と告発。聴衆から怒りの声が上がりました。

　塩川氏は「倍の２議席で、国民と力をあわせて世直しをする力をさらに大きく」と訴え、梅村氏は「暴走政治と正面から対決する共産党と一緒に政治を変えよう」と呼びかけました。