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2014年12月3日(水)

COP20開幕

新協定目指して協議

温室ガス削減の行動直ちに

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 【ワシントン=島田峰隆】地球温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)が1日、南米ペルーの首都リマで始まりました。190余りの国と地域が参加。京都議定書に代わる2020年以降の新たな国際協定の合意へどれだけ進展できるか注目されています。

 新たな国際協定には途上国も含むすべての国が参加。来年末にパリで開くCOP21での合意を目指します。

 国連気候変動枠組み条約のフィゲレス事務局長は開幕演説で、「2014年は観測記録史上で最も暑い年になる可能性がある。温室効果ガスの排出は続いている。直ちに行動しなければならない」と強調。パリ合意の草案をリマでまとめるよう呼び掛けました。

 開幕式典では国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のパチャウリ議長が、11月に公表された第5次統合報告書の要点を報告しました。

 気候変動問題に取り組むNGOの国際的ネットワークである気候行動ネットワーク(CAN)は1日、欧州連合(EU)と米中両国がパリ合意へ向けた国別目標案を示してCOP20を迎えたことを歓迎。「今度は目標案を示す必要のある他の主要排出国に世界の目が向いている」と他の国々に目標案の提示を促しました。

 日本は世界第5位の排出国にもかかわらず、目標案を示していません。

 COP20開幕前の11月30日、ペルーにある世界遺産マチュピチュ遺跡近くの山腹に「気候のために行動を」とのメッセージが投影されました。


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