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2014年11月29日(土)

エネルギー協定調印

南アジア地域協力連合 首脳会議が閉幕

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 【ニューデリー=安川崇】ネパールの首都カトマンズで開かれていた南アジア地域協力連合(SAARC)首脳会議は27日、加盟国間での相互電力供給の推進などを盛りこんだエネルギー協力協定に調印し、閉幕しました。難航が伝えられましたが、最終段階で合意にこぎつけました。

 協定は加盟国間の国境をまたぐ送電網の整備や、相手国電力会社との電力売買の自由化などを推進する内容。慢性的な停電に悩む加盟国も多く、「域内全体の電力供給の改善」(インド政府)を目指します。

 今回会議では電力に加え、自動車や鉄道の相互往来の自由化など計三つの協定に合意するとみられていました。しかしパキスタンが国内調整に時間がかかるとして不同意を表明。各首脳は首都から約30キロの保養地ドゥリケルに協議の場を移し、最終調整を続けていました。結局、自動車や鉄道の協力協定は先送りとなりました。

 難航の背景に、域内大国のインドと、対立するパキスタンの関係が冷却化していることがあるとの見方が支配的です。両国首相は他のすべての加盟国首脳とそれぞれ会談しましたが、印パ2国間の公式対話はありませんでした。

 一方、27日の閉幕会合では印パ両首相が握手を交わし、会場から拍手を受ける場面もありました。


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