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2014年11月27日(木)

激変 政党構図

近畿ブロック

裏切り・ボロボロ・市民無視

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 「民主には裏切られ、自公も次々ボロが出てきた。維新は市民をなめている」と、ある関西財界人はあきれます。「しらけてしまうけれど、共産党さんには、(政治を変える)プラスイメージしかないんじゃないですか」

 衆院近畿ブロック比例(定数29)での日本共産党の目標は「160万以上の得票、3議席回復、4議席以上」です。比例8候補と、小選挙区48選挙区すべてに候補者を立て、小選挙区でも風穴をあけることをめざします。

 近畿ブロック比例は前回2012年衆院選で、日本共産党は73万票(得票率7・5%)で2議席にとどまりました。維新10、自民7、公明4、民主3、みんな2、未来1でした。

 13年参院選で日本共産党は盛り返し、近畿で比例101万票を獲得し、大阪、京都の選挙区で議席を得ました。1998年参院選比例では175万票を得た実績があります。

 政党構図が激変するなか、たたかいいかんによっては、日本共産党躍進で安倍暴走政治に痛打を与える可能性が広がっています。

 米軍レーダー基地の設置強行(京都府京丹後市)、オスプレイの県防災訓練参加に怒りが広がり、消費税10%は「中止」「延期」が6割超(中小企業家同友会関西ブロック調査)など安倍暴走政治はどの分野でも住民との矛盾を深めています。

 自民前職は「自民党への逆風がだんだんと強くなっている」(京都新聞23日付)と危機感を強めています。

 一方、民主党は対決の足場を失っています。民主党の前原誠司元代表(京都2区)は「アベノミクスは失敗」(16日放映の民放テレビ番組)と批判してみせたものの、いまの「増税不況」を引き起こした消費税増税は自民、公明、民主の3党合意によるものです。12年衆院選で近畿ブロック比例票を前回比4分の1に激減させた民主党。今回、候補者擁立が難航し、かつて議席を得た京都1区でも結党以来はじめて候補擁立を断念しました。大阪では19選挙区のうち擁立は5選挙区(26日現在)にとどまっています。

 近畿では12年衆院選、13年参院選ともに比例第1党となった維新にも、有権者の目は厳しくなっています。

 大阪市を解体する「大阪都」構想の「協定書」議案が大阪市議会、府議会で否決されるなど「維新政治」が行き詰まり。「大阪都」構想に協力する約束が破られたなどとして公明党前職区の大阪3区、16区にそれぞれ橋下徹大阪市長、松井一郎府知事が出馬することを画策しましたが、断念。維新内部からも「市政、府政の投げ出しだ」との批判が噴出したためです。「橋下チルドレン」が苦境に立たされ「『当確』はゼロ」(「夕刊フジ」27日付)との報道さえあります。

 「日本共産党の躍進で、安倍暴走政治ストップ、『維新政治』退場の審判を下す絶好のチャンス」(日本共産党近畿ブロック責任者の山口勝利党大阪府委員長)です。


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