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2014年11月21日(金)

“株長者”閣僚ホクホク

塩崎厚労相は資産6割増

竹下復興相 4億円以上増

山谷国家公安委員長 67%増やす

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 日本銀行が10月末に決めた追加金融緩和で、株価が上がって、大企業や外国人投資家、株をたくさん持つ富裕層は大もうけしましたが、“株長者”の閣僚らもその“恩恵”にあずかっていることが、わかりました。

 第2次安倍内閣が発足した2012年12月26日と、日経平均株価が4営業日連続で年初来高値を更新した14日の、それぞれ終値で資産価値を算出、比べてみると―。

 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の「改革」で、国民の不安をよそに、世界最大規模の年金資金を株式市場に投入しようとしている塩崎恭久厚生労働相。株好きといわれるだけあって、閣僚の資産公開によると、武田薬品工業をはじめ、新日鉄住金、帝人、全日空、東京電力など23銘柄、約8万6000株を保有しています。

 政権発足時の資産価値は、4633万円でしたが、7423万円に。約6割増です。

 4億円以上も資産価値を増やしたのは、竹下亘復興相です。

 夫人を含め、中堅ゼネコン「福田組」、トヨタ自動車、三菱倉庫など6銘柄、約72万株を保有しています。政権発足時、すでに3億2040万円の資産価値を誇っていましたが、約2・4倍の7億6319万円に膨らみました。

 山谷えり子国家公安委員長は、三菱電機、三菱商事、住友不動産、富士通、関西電力など17銘柄、6万3500株を保有。7014万円から1億1679万円に、約67%増やしています。

 自民党・稲田朋美政調会長は17日、「第2次安倍内閣になって株価は倍以上になった」とアベノミクスの“成果”を強調してみせましたが、消費税増税や物価高で、庶民の暮らしは厳しくなる一方なのに、株価上昇で資産を増やしてきたのは閣僚たちです。

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