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2014年11月9日(日)

きょうの潮流

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 沖縄本島中部の東側に突き出た与勝(よかつ)半島と海中道路でつながっている平安座(へんざ)島。小さな集落の一角で始まったオナガ雄志・知事候補の街頭演説に、おじい、おばあらがわらわらと現れます▼熱心な支持者のほかに、話を聞いてみたいという人も。見る間に100人ほどが集まり、この選挙への関心の高さがうかがえます。「子どもや孫のため沖縄がいい方向に向かうような人を選びたい」。80歳のおばあがつぶやきます▼戦後70年間も国土のわずか0・6%にあたる沖縄に、全国の74%もの米軍専用施設を押しつけてきた。辺野古に新基地がつくられたら沖縄はみずから基地を差し出したことになる。いまや沖縄経済は基地をなくしてこそ発展する―▼オナガさんの訴えに賛同の声をあげる人、うなずく人、じっと聴き入る人。沖縄のこれからを聴衆が一体となって考える。そんな姿がどこを回っても見られ、オナガさん自身「思いが伝わり意を強くしている」と肌で感じています▼“イデオロギーではなくアイデンティティー。分断ではなく心を一つに”。合言葉には、悲惨な沖縄戦や日米の権力によって翻弄(ほんろう)されてきたウチナーの苦しみがあります。そして、誇り、自信、希望をもって、力をあわせようと▼裏切った現職知事は論戦もできず、組織戦と反共攻撃に躍起です。演説を聴き終え「私たちの痛みや平和を望む原点を共有できる人が知事になってこそ、沖縄も日本も新たな一歩を踏み出せる」と語った女性に、オール沖縄の思いをみました。


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