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2014年10月31日(金)

沖縄県知事選告示 手段尽くし新基地阻止

県民の心一つに オナガ候補訴え

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 沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設の是非を最大争点にたたかわれる沖縄県知事選挙が30日、告示されました(11月16日投開票)。新基地建設断固反対、米海兵隊普天間基地(同県宜野湾市)の閉鎖・撤去、「県内移設」断念、オスプレイ配備撤回の「建白書」実現を旗印に、保守・革新を超えた幅広い勢力が支援する、オナガ雄志(たけし)前那覇市長(64)が立候補。那覇市での出陣式を皮切りに、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で訴えるなど、県内各地を回りました。


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(写真)オナガ雄志県知事候補を必ず勝利させようと、全員で手をつないでがんばろう三唱=30日、那覇市

 出陣式でオナガ候補は「新基地建設はありとあらゆる手段を尽くして造らせない。県民の心を一つに勝利し、日米両政府に一部の政治家はぶれたが、県民はぶれていないことを示そう」と気迫を込めて訴え。参加者は割れんばかりの拍手と指笛で応えました。

 呉屋守将(ごやもりまさ)選対本部長(金秀(かねひで)グループ会長)は「保革が大同団結できたのは、沖縄のチムグクル(肝心=真心)の証し。沖縄の歴史に残る一ページだ」と意義を強調。新基地反対を貫き自民党を除名された那覇市議会新風会の金城徹会長は「もはや保革の対決ではない。県民と手を組んで新基地を必ずストップさせよう」と訴えました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「保革を超えて私たちを結び付けたのは、県民を裏切って新基地を推進する知事は許さない、『建白書』実現を、との共通の思い。オナガさん勝利で安倍政権に沖縄県民の総意を突き付けよう」と力を込めました。

 同日投票の城間(しろま)みきこ那覇市長候補(63)も決意表明しました。

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(写真)決意表明をするオナガ雄志県知事候補=30日、那覇市

 一方、自民党が推す現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)の出陣式には谷垣禎一幹事長が駆け付け、「(普天間基地の)辺野古移転こそ基地負担軽減の唯一現実的な道だ」と強弁。実現の見通しのない「5年以内運用停止」に「全力を挙げる」と声を張り上げました。仲井真氏は新基地建設について、「名護の真ん中に置くわけではない。民家の上は飛ばさない、非常に安全に使用できる」などと正当化しました。

 県知事選にはこのほか、元郵政民営化担当相の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)、元参院議員の喜納昌吉氏(66)も立候補しています。


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