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2014年10月30日(木)

塩崎厚労相に献金1838万円

製薬・病院など関係業界

秘書にも特養ホーム「口利き」疑惑

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 塩崎恭久厚生労働相(衆院愛媛1区)が、厚労省と関係の深い業界団体の政治団体や企業から2010〜12年の3年間で、1800万円を超す資金提供を受けていたことが本紙の調べでわかりました。


写真

(写真)塩崎恭久厚労相

本紙調べ

 塩崎氏は、1993年の総選挙で初当選。第1次安倍内閣で官房長官を務めましたが、自民党厚労部会にも所属したことがある厚労族です。

 政治資金収支報告書によると、塩崎氏の資金管理団体「廿一世紀問題懇話会」は、10〜12年に、「塩崎恭久と明日を語る会」といった政治資金集めパーティーを年4〜5回開催し、「製薬産業政治連盟」に10年、11年各250万円分、12年180万円分のパーティー券を購入してもらっています。

日薬連と“同体”

 製薬産業政治連盟(代表=内藤晴夫エーザイ社長)は、武田薬品工業、第一三共、アステラス製薬など大手が参加する日本製薬団体連合会(日薬連)と同じ場所に事務所を置く“一心同体”の政治団体です。

 一方、塩崎氏が支部長を務める「自民党愛媛県第1選挙区支部」は、選挙区内の松山市などの病院や薬局などから、10年=6社72万円、11年=8社96万円、12年=7社100万円の献金を受け取っています。日本薬業政治連盟、全国美容政治連盟、日本薬剤師連盟の3政治団体からも10年350万円、11年330万円、12年210万円の献金が。厚労省と関係の深い業界、企業から塩崎氏への資金提供は、10〜12年の3年間で、計1838万円にのぼります。

 厚労相の適格性が問われています。

“陳謝”もしたが

 塩崎氏をめぐっては、塩崎氏の秘書が、松山市の社会福祉法人が計画する特養老人ホームをめぐり、特養を所管する厚労省の担当課に開設許可に関する相談をしていたことが判明。衆院厚労委員会(15日)で取り上げられ、塩崎氏は「口利きはまったくない」としたうえで、「(秘書の)教育不行き届きで申しわけない」と陳謝しています。


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