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2014年10月30日(木)

「沖縄の涙と希望」(本紙社会面コラム)に反響

「県民の魂感じた」

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 沖縄県知事選(30日告示)で「新基地ノー」をかかげるオナガ雄志候補への思いをこめた千葉県の集会での訴えが、台風19号による飛行機の欠航で断念に追い込まれた沖縄県豊見城市の元ヤクルトレディ、小渡(おど)沙百合さん(30)。集会で代読された発言原稿などを紹介した本紙社会面コラム、「まど(沖縄の涙と希望)」(15日付)に読者から「ぜひ全文を読みたい」「(沖縄県民の)魂を感じた」などの反響が相次いでいます。

 那覇市の歓楽街の一角にある飲食店で、小渡さんがなじみの店員に話しかけます。「政府が辺野古に計画している米軍新基地が3500億円で、すべて私たちの税金で造られることに賛成、反対?」。店員の女性は「知らなかった。オナガさんに投票するわ」

 知り合いにオナガ候補の支持を広げます。

 小渡さんは今春まで乳飲料販売のヤクルトレディ。知的障害の母を助け2児の子育てに励む姿が評価され、28歳で民生委員に。発言原稿(別項)には、「沖縄を変えたい」との熱いおもいが紡がれています。

 静岡県の読者からの「発言原稿を読みたい」という反応に、涙がとまりませんでした。「沖縄のことを見てくれている人、おもっている人がいることがわかり、うれしかった」。小渡さんが大事にしている言葉があります。「今を生きる」

 (山本眞直)


小渡沙百合さんの訴え要旨

 沖縄の青い海・青い空を見たことがありますか?

 沖縄では、昨年の1月末、県内の41市町村長・議長・県議、県議会全会派が署名をした歴史的文書「建白書」をつくりあげ、安倍首相に新基地断念を直接要請してきました。

 私たちの沖縄には、島ぐるみのたたかいで不可能といわれた本土復帰を全国と連帯して実現した世界に誇る歴史を持っています。

 沖縄の政治が変われば、日本の政治経済は大きく変わります。

 今沖縄で吹いている風を感じてください。私たちは一人一人が歴史を彩る主人公です。

 私はこの小さいながらも守礼の国・沖縄という地に生を受け30年、米軍基地と一緒に暮らしてきました。今もなお基地があることで起きる、事件や事故が後を絶ちません。

 次の世代に手渡すなら、「基地のない平和で豊かな沖縄」でありたい。青い海と青い空。三線(さんしん)と太鼓の音色が響き渡るこの島を守りたい。そのためなら、何度でも立ち上がり何度でも叫び続けます。

 オジーやオバーたちの頬をつたいこぼれ落ちた涙は、今の時代を生きる私たちの足元を照らし、のこした言葉は道標となり、希望の道へと続いています。

 小さな島の揺るがない大きなおもいは、沖縄・日本を変える力にかわります。


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