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2014年10月23日(木)

香港長官の選挙制度改革 初の対話

政府・学生 溝深く

政府 全人代決定受け入れよ

学生 「真の普通選挙」実現を

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 【北京=小林拓也】香港行政長官の選挙制度改革をめぐり抗議行動が続く香港で21日夜、香港政府と学生側による初の正式対話が行われました。選挙制度の民主化を求めて街頭行動を続ける数万人の学生・市民の願いを背景に、学生側代表は、より民主的な選挙制度の導入を要求。従来の立場を繰り返す政府側に対し、学生側は失望をあらわにし、道路占拠の継続を呼び掛けました。


 対話で学生側は、長官選挙で1200人の指名委員会の過半数の支持を得た2〜3人しか候補者になれないとした中国全国人民代表大会(全人代)常務委員の決定に対し、「民主主義を骨抜きにするものだ」と批判。全人代決定の修正を迫りました。

 政府側は「香港は一国家ではなく、中央政府に従わなければいけない」と強調。全人代決定は理想からは離れているかもしれないが、現実を見たうえで、全人代決定を受け入れるよう求めました。

 また学生側は、住民の一定の署名があればだれでも立候補できる仕組みの導入を主張。政府側は、香港基本法に指名委員会が候補者を絞った後に選挙を行うと書かれている以上、「実現は難しい」と答えました。

 学生側は、それならば香港基本法を改定し「真の普通選挙」を実現するよう要求。政府側は「基本法は香港の安定と繁栄を保障したものであり、改定は難しい」と拒否しました。

 政府側は、2017年の次回長官選挙について、全人代決定の枠組みの中で、より公平性や透明度を高めると述べました。また、選挙制度は改善できるとし、17年以降の選挙について、学生や若者も含めた議論の場をつくると約束。8月末以降の香港の状況を中国政府に報告し、香港の民意を反映させると表明するなど譲歩の姿勢を示しました。

 対話後、学生側は「政府の提案は空虚で具体性がない」と批判。政府との対話を続けるかは今後協議して決めると述べました。政府側は今後も対話を続ける意向を示しました。

 対話は香港島南部の学校で約2時間行われ、双方から5人ずつが出席。テレビで生中継され、香港島・金鐘(アドミラルティー)の幹線道路には大画面が設置され、座り込みを続ける学生や市民らが様子を見守りました。

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