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2014年10月22日(水)

防衛局 サンゴ礁破壊

抗議市民を排除のアンカー

沖縄・辺野古

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(写真)壊されたサンゴ 沖縄防衛局が設置し、台風で流された鉄板アンカーがのしかかり、破壊されたサンゴ礁=17日、沖縄県名護市辺野古沖(ヘリ基地反対協議会提供)

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(写真)サンゴ礁が破壊されている写真を示しながら説明する牧志治さん(左)。その右は安次富浩共同代表=21日、沖縄県名護市辺野古

 日米両政府が米軍新基地建設を狙う沖縄県名護市辺野古の大浦湾で、防衛省沖縄防衛局が市民の抗議・監視活動を排除するために設置しているフロートのアンカー(いかり)が先週の台風19号による強い風の影響で流れ、サンゴ礁を破壊していることがわかりました。

 サンゴ礁を破壊しているのは、防衛局が新基地建設に反対する市民の船などを排除するために設置しているフロートを海底に固定するアンカーやワイヤです。

 ヘリ基地反対協議会ダイビングチームの牧志治(まきし・おさむ)さん(64)=写真家=が、台風通過後の15日と17日に辺野古崎付近の海に潜水して確認、撮影しました。

 50センチ四方で厚さ1センチ、重さ約10キロの鉄板を16枚でひとかたまりにしたアンカーがサンゴ礁を傷つけ、ワイヤがサンゴ礁に食い込んで切り裂いている様子が確認されました。

 牧志さんが潜水したのは幅50メートルほどの範囲で、アンカーは三つ発見されました。台風による強い風と波でフロートは陸側に流され、アンカーと結んだロープは引きちぎられました。アンカーはサンゴ礁を傷つけながら移動したとみられます。

 安次富(あしとみ)浩共同代表は、「今回調査した範囲だけで三つ鉄板のアンカーが見つかり、被害ははるかに広範囲で甚大なものと思われる。防衛局はずさんな管理でサンゴ礁を破壊した」と怒りを込めて告発。「このことを隠してフロートを再設置するなど許されない。ボーリング調査を含め、作業を中止すべきだ」とのべました。


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