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2014年10月19日(日)

危険ドラッグ

“薬事監視員の増員図る”

衆院厚労委 高橋議員に厚労省

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 衆院厚生労働委員会は17日、危険ドラッグ対策に関する参考人の意見陳述と質疑を行いました。

 参考人として発言した民間の薬物依存症回復施設「東京ダルク」の秋元恵一郎さんは、危険ドラッグ使用者が覚せい剤など従来の違法薬物よりも短期間で中毒症状に陥る傾向にあることを説明。早期に治療・回復プログラムへつなげる必要を指摘しました。

 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所・薬物依存研究部長の和田清さんは、検査・医療体制が現状に追いついていない問題を指摘。多くの危険ドラッグに含まれる合成カンナビノイドの簡易検出システムの導入とともに、薬物依存症からの回復に有効である認知行動療法の普及、入院治療の際の診療報酬引き上げなどを求めました。

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は、麻薬取締部と連携して、危険ドラッグ販売店の取り締まりに大きな役割を果たしている薬事監視員の増員を求めました。厚労省の神田裕二医薬食品局長は「危険ドラッグ専任の薬事監視員は東京の3人だけ。専任の職員の増員要求をしている」と答えました。

 また、医療機関が薬物依存症者を入院治療で受け入れる際の診療報酬の加算措置を求めました。


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