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2014年10月16日(木)

年金削減に歯止めを

高橋議員 「マクロ」適用やめよ

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(写真)質問する高橋ちづ子議員=15日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋ちづ子議員は15日の衆院厚生労働委員会で、年金積立金の株式運用拡大を狙う政府の姿勢を批判し、マクロ経済スライドによる年金の目減りに歯止めをかけるよう求めました。

 高橋氏は、年金の株式運用によって、大きなリスクを背負い、株価対策の道具にされかねないと指摘。「安全かつ効率的に行う」「市場の価格形成や民間の投資行動等をゆがめない」とした年金運用の基本方針を「変えてはならない」と迫りました。塩崎恭久厚労相は「指摘された基本原則はまったく変えない」と答えました。

 高橋氏は、年金給付にマクロ経済スライドを適用すれば、政府が約束してきた現役比50%の給付水準も守れないことを指摘。厚労省試算によると、年金の給付水準は、受給開始後しばらくは現役比50%程度であっても、その後低下し、90歳時点では40・4%に落ち込むことを示し、「長生きすればするほど年金は減っていくことになる」と追及しました。

 厚労省の香取照幸年金局長は「(給付が)下がっていくのは、制度の仕組みそのものだ」と認めました。

 高橋氏は、特に基礎年金の減額率が大きく、3割にも及ぶことをあげ、マクロ経済スライドの適用をやめるよう求めました。塩崎厚労相は「年金の持続可能性を担保するうえで必要」としつつ、「基礎年金の水準が低下するという認識はある」と答えざるをえませんでした。


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