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2014年10月8日(水)

香港 週内にも対話

抗議行動 10日目 学生と政府が合意

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 【香港=小林拓也】香港行政長官の選挙制度改革をめぐり学生や市民の抗議行動が続いている香港で、香港政府と香港大学生連合会(学連)は6日夜、週内に対話開始を目指すことで合意しました。7日で10日目となった幹線道路占拠などの大規模な抗議行動は、対話を通じた解決に向けて動きだしました。

 学連は対話開始の条件として、(1)対話を複数回行う(2)平等な立場で話し合う(3)政府は共通認識に達した事項を実行に移す―の3点を要求。政府側は受け入れを表明しました。

 双方は5日夜から対話に向けた事前接触を開始。7日夜に3回目の事前接触を行います。梁振英長官は6日にテレビ演説し、学連に対し「誠意をもって政府は対話を行う」と表明しました。

 一方、学生や市民らの抗議行動は、座り込みの人数は減っているものの、依然として政府本部前の幹線道路や繁華街を数百人規模で占拠を続けています。学連幹部は「対話で実質的進展がある前に、占拠現場から撤収することはあり得ない」と述べており、しばらくは道路占拠が続くとみられます。

 7日も道路占拠の影響で一部バス路線や路面電車が運休。ただ、休校が続いていた中心部の中学校が6日に再開したのに続き、7日は小学校も再開しました。

 一方、8日に予定されていた香港立法会(議会)の開会が、道路占拠で議員の安全確保が難しいことを理由に延期されました。開会すれば、警官隊がデモ隊に催涙弾を使用した問題などで民主派議員が政府を追及することが予想されていました。


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