2014年10月5日(日)
沖縄 豊見城市長選きょう告示
辺野古新基地建設断念へ
大城カツナガ候補が全力
「オナガ知事誕生を」
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沖縄県名護市辺野古への新基地建設の是非が問われる11月の知事選の前哨戦となる、豊見城(とみぐすく)市長選が5日告示(12日投票)されます。無所属新人の大城カツナガ候補(61)=日本共産党、社民、社大推薦=は、「市民が主人公の市政」を取り戻し、知事選で新基地建設断固反対を掲げるオナガ雄志(たけし)知事の誕生へ全力を挙げると訴えています。
市長選は、県民総意を裏切って新基地建設推進に転じた仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事を支える宜保晴毅現市長(46)=自民・公明推薦=との一騎打ちの見通しです。
大城候補は、新基地建設強行へ暴挙を重ねる安倍政権、仲井真知事を厳しく批判。現市長は「賛否は明言を避ける」と“争点隠し”に必死です。しかし、2日の総決起大会には、仲井真知事のほかにも、県民と自らの公約を裏切った新基地押し付け勢力の自民党国会議員や同党県連幹部が勢ぞろいしました。
大城候補は「基地推進の立場をあいまいにし、市民を愚弄(ぐろう)するような現市長には絶対、負けるわけにはいかない。新たな基地は造らせない『建白書』を実現するため、オナガ知事誕生につなげる勝利を必ず」と訴え続けています。
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さらに大城候補は、人口規模が同じ水準の名護市と比べて年間4万円も高い、県内一高水準の国民健康保険税の負担にあえぐ市民の声に応え、1世帯あたり1万円の国保税引き下げや、中学校卒業までの医療費無料化など、くらし応援の政策を訴えています。市の基金約40億円の活用などを挙げ、「予算組み替えによって財源はある。優先順位を付けて弱い立場の市民を切り捨てているのが現市政。市民負担の軽減に尽くそうという思いが全く欠けている」と語り、市民の声が届く市政へ刷新を強調しています。
一方、現市長は、全国はおろか、所得の低い県内でも下位に低迷する市民所得には目もくれず、「成長力日本一」を連呼し、自公市政「継続」を繰り返すばかりです。
「現市長が知事を支えているとは知らなかった」「国保税や介護保険料が高すぎる」など、訴えれば訴えるほど大城候補に期待が集まっています。