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2014年9月25日(木)

きょうの潮流

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 先日、東京の米軍・横田基地で海兵隊のオスプレイを見てきました。友好祭で展示されたもので、開かれた機内を一目見ようと長蛇の列。機体を囲むように人だかりができていました▼一般に公開して印象を良くしたい狙いがあったのでしょう。物珍しさから人は集まりましたが、すっかり悪名はとどろいています。「もしこれが頭上を飛び回ったら…」と複雑な表情を浮かべる人や、案内役の米兵に安全性を問う人も▼そのオスプレイが各地で飛来し始めています。北海道の丘珠(おかだま)空港でも航空イベントに展示。神奈川の厚木基地や静岡のキャンプ富士には訓練のために飛来。佐賀空港の利用や宮城、和歌山の防災訓練にも参加しようとしています▼沖縄の普天間基地に配備されてから、2年。すでに沖縄では日米で合意したルールを無視して、学校や病院、人口が密集する地をわがもの顔で飛び回り、深夜の着陸も確認されています▼墜落をはじめ、多発する事故によって38人もの乗組員が死亡している“欠陥機”。それを、日米両政府は全国に展開しようと。オスプレイを使った滋賀・饗庭野(あいばの)演習場での日米共同訓練も、安倍政権の戦争する国づくりと一体になったものです▼運用拡大とともに激しさを増す反対運動は自治体を動かしています。『議会と自治体』10月号によると、8月末までに29都道府県の215自治体が「反対」や「慎重」な対応を求める決議をあげています。日本の空から怪鳥を追い出す、沖縄と連帯した全国のたたかいです。


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