2014年9月20日(土)
川内原発 もう動かすな
反原連が官邸前抗議行動
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首都圏反原発連合(反原連)は19日、首相官邸前抗議行動を行いました。原発稼働ゼロになって1年がたちましたが、安倍晋三政権は、川内(せんだい)原発再稼働の「必要性」を訴える文書を鹿児島県知事に送るなど、再稼働へ向けた動きを強めています。2100人(主催者発表)の参加者は、プラカードやちょうちんを手に、「原発なくせ」「再稼働反対」とコールしました。
千葉県鎌ケ谷市の男性(49)は「原発が1年止まっていても電気は十分足りた。原発はいらないし、火山などの危険がある川内原発は動かしてはならない。安倍首相は再稼働反対の国民の声を聞くべきです」といいます。
石川県野々市市の女性(58)は「福島には、まだ家に帰られない人がたくさんいます。再稼働には絶対に反対です」。
夫婦で参加した東京都清瀬市の男性(69)は「安倍首相は“原発がないとやっていけない”というが、原発が動いていなくても日本は全然困っていない。原発をやめた方が国民の幸せにつながる」と語りました。
笠井・吉良氏スピーチ
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日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員は19日、原発ゼロをめざす首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
吉良議員は「今の福島の事故さえ責任をもって対処できていないのに、川内(せんだい)原発に事故が起きたときにどう責任をもつというのでしょうか。原発はもう動かすな。この声をしっかり届けていきましょう」と訴えました。
笠井議員は「安倍首相は世界で最も厳しい基準で再稼働を決めたというが、とんでもない。世界一ずさんな基準だという声がたくさん寄せられたじゃないですか。原発ゼロの決断を迫るため、国会でがんばります」と決意をのべました。