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2014年9月19日(金)

「イスラム国」打倒強調

米大統領 戦闘部隊派遣は否定

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 【ワシントン=洞口昇幸】オバマ米大統領は17日、フロリダ州タンパの米中央軍司令部で兵士を前に、イラクやシリアで勢力を増すイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の打倒をあらためて強調しました。イラクへの米地上戦闘部隊の派遣については否定しました。

 前日、デンプシー統合参謀本部議長が、イラク前線への米兵配置の可能性を言及したことから、この問題での大統領の発言に注目が集まっていました。

 オバマ氏は「最高司令官として、イラクで米軍に新たな地上戦はさせない」と明言。イスラム国と地上戦を行っているイラク政府軍の支援に、「われわれ特有の能力を使うことがより効果的だ。長期的に成功する唯一の解決だ」と語りました。

 オバマ氏は「われわれは空軍力を使う」とも言及。イラクとシリアで空爆を行う姿勢を堅持し、軍事介入を続けていく意向を示しました。

 オバマ氏は、イスラム国はイラクやシリアの人々、中東に脅威をもたらしていると指摘。「もし野放しのままにするならば、米国に対する直接的な脅威に成長する」と強調し、イスラム国に対抗するために「世界を動員する意思と能力があるのは米国だ」と、兵士を鼓舞しました。

 対イスラム国の取り組みへの協力を求める米国の呼びかけに応じて、すでに40カ国以上が軍事・非軍事の分野で支援を表明・提供しているなどとのべました。


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