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2014年9月18日(木)

国連総会が開幕

議長 エボラ熱対処など各国協力を

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 【ワシントン=島田峰隆】第69回国連総会が16日、ニューヨークの国連本部で始まりました。クテサ総会議長は開幕演説で、飢餓や貧困、過激派の台頭、エボラ出血熱など「世界は前例がないほどの重大な課題に直面している」と語り、「今総会には緊急性、希望、いっそうの協力を持って臨もう」と各国首脳に呼び掛けました。

 来年は国連発足70年にあたり、年末には飢餓の半減などを目指すミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限を迎えます。1年間議長を務めるクテサ氏は「来年は国連にとって重要な時期だ」と指摘。特にMDGsに続く目標策定と実践を重視するとし、「加盟国、民間部門、市民社会の協力が必要だ」と語りました。

 また任期中に▽2015年以降の開発目標の実践▽男女平等と女性の社会的地位向上▽紛争の平和的解決と国連と地域機構の協力強化―についてそれぞれハイレベル会合を開くことを明らかにしました。来年6月には気候変動に関する催しを開く意向を示しました。

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は総会開幕に先立って記者会見し、イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」が勢力を広げるイラク、シリア情勢や、ウクライナ情勢、イスラエルによるガザ侵攻などに懸念を表明。「世界の指導者に対し、人間の尊厳、法の支配、国連憲章の諸原則を支持し、団結することを求めたい」と述べました。

 「イスラム国」への対処については「国連や国際社会がどう対応するのかについて国連安全保障理事会が指導的役割を果たすことを期待したい」と強調しました。


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