「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年9月12日(金)

包括的核実験禁止条約

国連総長 早期発効呼びかけ

総会非公式会合

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ワシントン=島田峰隆】国連総会は10日、ニューヨークの国連本部で「核実験に反対する国際デー」(8月29日)を記念する非公式会合を開き、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長らが核兵器の全面廃絶と包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を呼び掛けました。

 潘氏は広島と長崎で被爆者の話を聞いて、「最も胸の張り裂けるような思いをさせられた」と強調。「誰も同じような経験をしないようにと、被爆者は勇気をもって自らの苦しみを語ることを選んだ。その決意と行動は、核兵器のない世界へ向けたわれわれの行動を導いている」と語りました。

 そのうえで「被爆者の話に改めて耳を傾けよう」と述べ、CTBT未批准国に速やかな批准を求めました。

 ントゥワーガエ国連総会副議長(ボツワナ大使)は、貧困や飢餓の削減などの開発目標の達成に世界全体が努力しているなかで「世界に核兵器の居場所はないという点でわれわれは一致できる」と指摘しました。

 CTBTは現在、163カ国が批准していますが、発効には研究用、発電用の原子炉を持つ44カ国すべての批准が必要。米国、中国、北朝鮮、インド、パキスタン、イラン、エジプト、イスラエルの8カ国が批准しておらず発効していません。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって