2014年9月6日(土)
「声あげたくて」初参加
原発ゼロ 官邸前行動
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首都圏反原発連合(反原連)は5日、首相官邸前抗議行動を行いました。昨年9月15日から稼働原発ゼロで、まもなく1年。ところが、内閣改造で改めて原発再稼働の推進を表明した安倍晋三政権に、1500人(主催者発表)の参加者は「再稼働反対」「原発やめろ」と訴えました。
初めて参加した東京都豊島区の男性(50)は「多くの人と一緒に“原発なくせ”といいたくて参加しました。原発が稼働しなくても電気が足りることが証明された。安倍首相は国民の“原発なくせ”の声に耳を傾けるべきです」といいます。
宮崎市から初参加した男性(44)は「九州電力宮崎支店前デモに毎週参加しています。このまま原発稼働ゼロを続けるには、福島の事故を忘れず、多くの人が声を上げ続けなければなりません」。
東京都三鷹市の男性(53)は「福島の事故を経験しているのに再稼働なんて論外です。原発が一つも稼働していないのに電気が足りているということを、もっと知らせていきたい」と語りました。
大学生の娘と参加した同豊島区の女性(52)は「福島県伊達市に住む親戚は果物作りをやめざるをえませんでした。こういう人たちの思いを無視して再稼働をすすめるなんて。このままずっと稼働しないでほしい」と話しました。
笠井・吉良氏スピーチ
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日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員は5日、首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
吉良議員は「原発ゼロが国民の声です。この声を大きく広げて、(川内原発の再稼働を認める)原子力規制委員会の審査書案を撤回させましょう」と訴えて、コールしました。
笠井議員は、川内原発再稼働に反対する鹿児島の大集会に参加したことを報告し、「地元でも大きな共感がありました。絶対に再稼働を阻止しましょう」と呼びかけました。