「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年9月5日(金)

エボラ死者1900人超す

WHO 例がない大規模・深刻

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は3日、西アフリカで感染が拡大・継続するエボラ出血熱に関し「死者が1900人を超え、感染者数は約3500人に達した」と明らかにしました。8月28日の発表から死者は350人近く急増しています。

 チャン氏は「今回の感染拡大は過去に例がないほど大規模、深刻、かつ複雑だ」と危機感を表明し、封じ込めが容易ではないと強調。WHOは8月、症例の急激な拡大を受け「緊急事態」を宣言するも、現在まで感染者の増加を抑制できていません。

 米疾病予防管理センターのトーマス・ケニオン氏はロイター通信に対し「手に追えない状況になりつつある」と述べ、エボラ出血熱を抑制できている地域はどこにもないとの考えを示しました。

 対策を担当する国連のナバロ調整官は、感染封じ込めに向けた物資を西アフリカ諸国に供給するために「少なくとも6億ドル(約630億円)が必要だ」と訴えました。WHOは8月末、感染拡大阻止に4億9000万ドル必要との認識を示していました。

 WHOは医師や製薬会社などが参加する専門家会合を4、5の両日スイスのジュネーブで開催します。「ZMapp(ジーマップ)」など感染者の一部にすでに投与された未承認薬の有効性や、封じ込め策について話し合う予定です。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって