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2014年8月31日(日)

北朝鮮外相が訪米へ

15年ぶり 国連総会に出席

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 北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)外相が9月中旬に始まる国連総会に出席するため、米ニューヨークを訪問する予定です。北朝鮮の国連次席大使が29日、韓国メディアに明らかにしました。北朝鮮外相の訪米は、1999年に白南淳(ペク・ナムスン)氏が国連総会に出席して以来15年ぶりです。

 外相が自ら総会に出席する理由について、次席大使は「状況がそのように展開している。見ていれば分かる」と答えたといいます。

 韓国日報(電子版)は国連関係者の話として、「外交責任者がニューヨークに来るということは、米国との関係を重視する動きとみるべきだ」と指摘。「国連総会以外にも多くの行事があるので、高官レベルの非公式会談はいつでも可能だ」と報じました。

 李外相は総会で演説の予定。安倍晋三首相やオバマ米大統領、朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領も演説することになっており、各国首脳と接触する可能性があります。

 99年に白氏が訪米した際には、シンクタンク「外交問題評議会」で講演し、「米国を百年の宿敵とはみなさない」と強調。翌2000年6月の南北首脳会談後、オルブライト米国務長官(当時)が訪朝し、故・金正日(キム・ジョンイル)朝鮮労働党総書記との会談が実現しました。

 李氏は今年4月、外相に就任。最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が1990年代にスイスに留学していた当時は駐スイス大使で、金氏の後見人役でした。韓国メディアによると、金氏の資金管理にも関与しているとされ、最高指導部と強いつながりがある人物とみられています。


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