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2014年8月31日(日)

再稼働反対 国会前大集会

志位委員長スピーチ

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 日本共産党の志位和夫委員長の「再稼働反対 国会前大集会」でのスピーチは以下の通りです。


写真

(写真)スピーチする志位和夫委員長=30日、国会正門前

 みなさん、こんにちは。日本共産党の志位和夫です。

 川内原発の再稼働は、絶対に認めるわけにはいきません(「そうだ」の声)。私は、とくに三つの点を訴えたいと思います。

「原発稼働ゼロ」の夏――48年ぶりの出来事

 第一に、今年の夏は3・11以降初めての「原発稼働ゼロ」の夏となりましたが、電力不足などどこにも起きなかったということです。(「そうだ」の声)

 「原発稼働ゼロ」の夏は、1966年に日本で商業用原発の稼働が開始されてから数えると、実に48年ぶりの出来事となりました。

 安倍政権は、夏の前の再稼働をねらっていましたが、それを許さなかった。原発なしでもやっていけることを、満天下に示しました。これは、反原連のみなさんを先頭にした国民の世論と運動の大きな成果ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

二つの司法の判決――人類と原発は共存できない

 第二は、原発再稼働に突き進む安倍政権に痛打を与える、司法の判決が相次いでいることです。

 大飯原発の運転差し止めを命じた5月21日の福井地裁判決に続いて、8月26日、福島地裁は、原発事故で避難生活中に自ら命をたった女性に対し、4900万円の損害賠償の支払いを命じる判決を下しました。

 この二つの判決が示しているものは、人類と原発は共存できないということではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 安倍政権は、二つの判決を重く受け止め、全国すべての原発の再稼働を中止すべきです。(「そうだ」の声)

 被災者の苦しみに寄り添い、収束・除染・賠償・生活再建に最後まで責任を負うべきです。(「そうだ」の声、拍手)

川内原発再稼働の根拠はことごとく崩れている

 第三は、川内原発再稼働の根拠はことごとく崩れているということです。(「そうだ」の声)

 政府は「世界で最も厳しい規制基準」といいますが、真っ赤なウソです。EUで採用されている核燃料溶融時の対応設備を求めていない、格納容器の二重化も求めていないではないですか。避難計画が規制基準の対象になっていないではないですか。「巨大噴火を予知できる」というのもウソだということが明らかになっているではありませんか。(「そうだ」の声)

 新たな「安全神話」にもとづく無謀な再稼働をみんなの力で止めようではありませんか。私たちも力を合わせて最後までがんばります。(「おーっ」の声、大きな拍手)


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