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2014年8月27日(水)

きょうの潮流

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 太平洋に浮かぶ小さなぺリリュー島。70年前、日米が激戦を展開した地です。戦後69年、初めてNHKテレビの番組で、両国の元兵士らが証言し米軍が撮影した映像が公開されました。敵味方入り乱れて殺し尽くす。これが戦争なのだと伝えます▼秘密保護法について取り上げた番組も出てきました。籾井(もみい)会長が「通っちゃったものはしょうがない」と、切り捨てるように言っていました▼集団的自衛権で、日本を戦争する国にしようとしている安倍政権。籾井会長は「政府が右というものを左とはいえない」と放言してきました。そのトップのもとで、これらの番組を作り、世間に問いかけたNHKスタッフの心情はどんなものだったのでしょうか▼21日、NHKを退職した人々が会長の辞任・罷免を求めて立ち上がりました。1500人を超えます。専務理事、局長、ディレクターと現役時の肩書は多彩です▼OBが集まって会長にもの申すのはNHKで初めてのこと。「職員は悔しがっている。座しているわけにはいかない」「(70〜80年代、総理がかかわった)ロッキード事件の報道で職員も労働組合もたたかった」と発言はいずれも意気高い▼各地の講演でこの運動にふれると拍手喝さいと語った元アナウンサーは、さっそくブログで「断定、独断、専横なリーダーは公共放送に似合わない」と発信しました。NHKだけではなく、言論の自由、健全な民主主義にかかわることです。会長罷免を要求する市民の署名は6万4千人に達しました。


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