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2014年8月18日(月)

エジプト提案に難色

ガザ本格停戦 ハマス幹部ら

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 【カイロ=小泉大介】パレスチナ自治区ガザをめぐる本格停戦に向けたエジプト政府の提案に、16日、イスラエル軍と戦闘をつづけてきたイスラム武装抵抗組織ハマス幹部の難色を示す発言が相次ぎました。現在つづいている一時停戦の期限(18日深夜)までに合意が成立するかは微妙な情勢となっています。

 報道によれば、エジプト政府が13日までにイスラエルとパレスチナ双方に提示した停戦案は全11項目。焦点となっているガザ封鎖解除に関しては、当面はガザの再建に必要な人と物資の検問所通過を認め、最終的な解決策は停戦が軌道に乗った時点で協議するとし、ガザ空港の再開や港湾建設も将来の課題に先送りしています。

 ハマスは全面的な封鎖解除を求めており、最高指導者メシャル氏の側近であるリシェク氏は16日、エジプト停戦案について「多くの項目が受け入れ難いものとなっている」と表明しました。対外関係責任者のハムダン氏も「イスラエルはパレスチナ人民の要求を受け入れなければならない。さもなければ長い戦争に直面することになる」と警告しました。

 イスラエル軍によるガザ攻撃は一時停止していますが、負傷者が死亡したり、新たに遺体が発見されるなどした結果、7月8日の攻撃開始以降のパレスチナ人死者は1980人に増えています。発電所爆撃が原因で停電が頻発していることから、病院での負傷者の手当てにも深刻な影響が出ているもようです。


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