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2014年8月17日(日)

オスプレイ 東・北富士演習場での訓練拡大

米海兵隊文書に明記

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(写真)多くの市民が見守る中、キャンプ富士に着陸するオスプレイ=7月15日、静岡県御殿場市

 米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイ4機が19日から22日にかけて自衛隊の東富士演習場(静岡県)と北富士演習場(山梨県)で東日本初の離着陸訓練を計画しています。米海兵隊太平洋基地司令部が昨年まとめた「2025戦略展望」に、在沖縄海兵隊などによる両演習場の「利用の維持・拡大」を明記していることが分かりました。オスプレイによる両演習場利用が常態化する危険を改めて示しています。

 米海兵隊の占有区域であるキャンプ富士(静岡県御殿場市)を抱える東富士演習場の使用協定は、「米軍基地全面返還」を原則としており、これに逆行する動きです。

 同「戦略展望」は、ハワイの演習場とあわせて自衛隊の両演習場への「利用の維持・拡大」を掲げています。米海兵隊はこれまでも両実弾演習などを繰り返してきました。文書はオスプレイそれ自身についても「キャンプ富士での将来の使用の効用を確認する」方針を示しています。

 同「戦略展望」に先立ち、米国がオスプレイの沖縄・普天間基地配備にあたって一昨年発表した「環境レビュー」は、オスプレイの本土展開を掲げ、その拠点の一つとしてキャンプ富士を明記しています。

 防衛省は8日、この「環境レビュー」を根拠にオスプレイが東富士、北富士両演習場を使うのは「今回だけでない」として、今後も演習が常態化することを日本共産党の小越(こごし)智子山梨県議に説明しています。

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