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2014年8月15日(金)

DIO社解雇従業員に説明会

「給料は」不満相次ぐ

宮城・美里町

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写真

(写真)コールセンターの入っていた建物

 宮城県美里町は13日、コールセンターを運営する「DIOジャパン」の子会社、「みやぎ美里コールセンター」から解雇された従業員101人全員に対する離職者説明会を開き、従業員88人が参加しました。

 従業員からは、「11日に突然解雇を通知され頭が真っ白になった。働いた分の給料は支払われるのか」など、不満や怒りの声が出されました。

 国の賃金立て替え払いについて古川労働基準監督署は、「センターは事業開始から1年未満で制度の対象にならない」と説明。宮城県労連の遠藤秋雄労働問題アドバイザーは、「契約は本社としており、制度を適用すべきものだ。国の緊急雇用対策としてやった事業で未払いが発生することは許されない」と指摘しました。

 従業員が署名させられた誓約書の退職後1年間は県内で同業への就職、自営をしてはいけないという項目につて遠藤さんは労働者の権利を奪うものと指摘。労基署担当者は「その通りだ」と答えました。

 コールセンターでは、緊急雇用創出事業研修事業による業務委託を町から受け、1月から1年間のオペレーター研修事業を行う予定でした。DIOジャパン本社が休止したことを受け、町は事業継続が困難と判断し、1日付で契約解除を本社に通知し、7日に解除成立しました。

 町は今後、新たな緊急雇用対策として臨時職員の採用拡大を検討。また、同種企業に従業員の雇用を働きかけていると説明しました。

 終了後従業員の1人は、「職安で探して7月から勤め始めて突然解雇された。本社の状況をつかんでいなかったのか。無責任だ」と話しました。


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