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2014年8月7日(木)

原水爆禁止2014年世界大会

潘基文国連総長のメッセージ

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 6日の原水爆禁止2014年世界大会・広島閉会総会で、国連のアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表が代読した潘基文(パン・ギムン)事務総長のメッセージ(全文)は、次の通りです。


 今年60回目を迎える原水爆禁止世界大会のすべての参加者のみなさんにごあいさつを送ります。とくにこの大会の成功のため、長年、熱心に活動してこられた高草木博さん(日本原水協代表理事)をはじめ、多くのみなさんに敬意を表します。

 69年前のこの日、この地で亡くなられた方々にたいし、深い哀悼の意をささげます。また、この恐ろしい大量破壊兵器の非人道性を世界に知らせるため、たゆみなく努力してこられた被爆者のみなさんに、心からの感謝を表明します。全人類の未来のために多大な貢献をしてこられた不屈で高潔なみなさんとの出会いを私は決して忘れません。

 核兵器の使用がどのような悲劇を人類にもたらすかを広く伝え、被爆者は市民社会の多様な団体を結集する広範な運動に貢献し、核兵器を世界からなくすために力をあわせてきました。

 被爆者の尽力のおかげで、核兵器使用のもたらす壊滅的な人道的影響が理解され、市民社会と大多数の政府は強い危機感をあらわにしています。

 核兵器をなくすことは、世界の人々すべての利益となるものであり、将来核兵器が使用されない唯一の保証です。この目標を実現すれば、人類は再び核の悪夢に悩まされることがなくなり、莫大(ばくだい)な資源を社会、経済、環境、人権、安全に振り向けることができます。

 この崇高な大義へのみなさんの貢献をたたえ、核兵器のない世界の実現をめざす私たちの共通のたたかいで、みなさんが多くの成功を収められることを期待します。


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