「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年8月6日(水)

独侵攻100年 戦死者を追悼

ベルギー 20カ国以上出席

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【パリ=島崎桂】第1次世界大戦でドイツがベルギーに侵攻してから100年に当たる4日、ベルギー東部リエージュで、20カ国以上の代表が出席する追悼式典が開かれました。参加者は、欧州で大戦の悲劇を繰り返さないよう、戦死者をしのんで黙とう。平和への願いを込めた無数の風船を飛ばしました。

 1914年8月3日にフランスに宣戦布告したドイツは翌4日、フランスへの侵攻を見据え、独仏間に位置するベルギーに侵攻しました。中立を宣言していたベルギーへの侵攻は国際的な対独感情の悪化を招き、同日、英国はドイツに宣戦布告。戦火は拡大していきました。

 ドイツのガウク大統領は演説で「つらく、恐ろしい過去の教訓を生かさなければならない」と強調。ベルギーのディルポ首相は「他者への尊敬と寛容さが無くては、平和は実現できない」と訴えました。式典にはこのほか、大戦のきっかけとなったセルビアとオーストリアをはじめ、英国、フランス、イタリア、スペインなどから首脳や王室関係者が参加。ウクライナ問題への懸念や、シリア、ガザ、イラクなどで続く「市民の虐殺」(オランド仏大統領)を非難する声が上がりました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって