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2014年8月5日(火)

認可外保育施設が増

入所児童20万人超す

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 厚労省は4日、全国の認可外保育施設の現況とりまとめ(2013年3月末現在)を公表し、2012年度の入所児童数は1万5762人(8・5%)増の20万721人となり、20万人を超えました。

 認可外保育施設は、児童福祉法に基づく都道府県知事などの認可を受けていない施設で、東京都の認証保育所など地方単独の保育事業も含まれます。施設数は前年度より95カ所増えて7834カ所となりました。

 入所児の内訳は0〜2歳児が10万9553人で57%を占め、認可保育所の4割よりも高くなっています。3歳以上は8万2567人(43%)となりました。両親が夜間働いているなどの理由で学童も8587人が入所しています。保育時間帯は「主に昼間」が85%を占めています。

 ベビーホテルは1818カ所で前年度より12カ所減っています。入所数は1823人増の3万4511人となりました。ベビーホテルは▽夜8時以降の保育▽宿泊を伴う保育▽一時預かりの子どもが半数以上―のいずれかを運営している施設です。

 立ち入り調査による指導監督が年1回以上行われる認可外施設では、乳幼児に健康診断が行われていないなど指導監督基準に適合していない施設は1665カ所(41%)あり、ベビーホテルでは646カ所(51%)にのぼりました。

 待機児童の受け皿となっている認可外施設が指導監督基準を満たせるように、国や自治体の責任で援助する必要が浮き彫りになっています。


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