2014年7月15日(火)
国民的たたかい広げる
中央社保協総会 運動方針採択し閉会
静岡県熱海市で開かれていた中央社会保障推進協議会(中央社保協)の第58回総会は14日、運動方針を採択し、閉会しました。
運動方針は、社会保障を解体する「医療・介護総合法」の強行など安倍政権の暴走政治に対して、運動を強化し、共同を広げ、国民的たたかいを広げることを強調しています。
たたかいを前進させるために▽全国署名、集会・シンポジウムの実施▽自治体との懇談・要請の強化▽学習運動の強化▽政府への声の集中と国会行動への結集―に取り組むとしています。
討論では、各団体や各地の社保協の代表28人が各地での取り組みを報告しました。
千葉県社保協の藤田まつ子事務局長は、自治体を訪問し、福祉の拡充・改善を求める自治体キャラバンについて「キャラバンに向けた学習がたたかいの力になっている。この取り組みを地域での社保協づくりにつなげたい」と語りました。
全日本教職員組合(全教)の山元幸一中央執行委員は、学校現場から寄せられた子どもの貧困の広がりを報告。「すべての子どもが笑顔で人間らしく生きられる日本をつくるために奮闘したい」と決意を語りました。
討論のまとめに立った山口一秀事務局長は「今こそ、社保協の出番との確信が語られた」と強調。「実態の告発を通じて地域から運動を進めるとともに、社会保障解体を許さないたたかいを全国で広げよう」と呼びかけました。
住江憲勇代表委員が閉会あいさつ。総会では、5人の代表委員ら新しい役員が選出されました。