「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年7月13日(日)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 集団的自衛権行使に向け具体化を進める安倍政権。社会を迷彩色に染め上げようとする動きの中で考えさせられるのは、戦争は何をもたらすのか、です▼世界各地で戦争に乗りだす米軍。アフガニスタン戦争での米兵死者は約2300人、イラク戦争では約4500人にも。生き残っても、多くの兵士は心身に負った傷に苦しんでいます▼アフガンで戦闘経験のある歩兵の約半数が慢性的な痛みを訴えている。米軍準機関紙「星条旗」(1日付)はこんな研究結果を伝えました。ある専門家は指摘します。「戦争は肉体にとって実に耐えがたいものだ」▼イラクでは過激派武装勢力の台頭で大混乱です。同日付の「星条旗」は「武装勢力が米国製兵器でたたかっている」とも。イラク政府軍が撤退時に放棄したロケット弾や弾薬などが渡っているという指摘。米軍が結果的に武装勢力に手を貸している皮肉な構図です▼この国に米国は再び軍を送り込んでいます。イラク戦争に加わった元米兵らでつくる「反戦イラク帰還兵の会」は声明を発表。「私たちは米軍が問題解決に役立たないことを直接の体験で知っている」と述べ、軍事介入を批判しました▼イラク戦争などで出撃拠点となった沖縄。米軍基地に囲まれた生活で県民は戦争を肌で知っています。先日、都内での政治資金パーティーで沖縄選出の自民党衆院議員が嘆きました。「地元で一昨日もけんかになった。『おまえたちはまた戦争するのか』と」。国民は黙っていません。たたかいは続きます。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって