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2014年7月12日(土)

台風被害に対策を

共産党議員ら調査・要望

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沖縄県

写真

(写真)河川の氾濫した現場を調査する(右から)赤嶺、西銘、伊盛の各氏=11日、沖縄県うるま市

 沖縄県全域で猛威をふるった台風8号を受けて日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は11日、同県うるま市の天願川、嘉手納町と読谷(よみたん)村にまたがる比謝(ひじゃ)川の河川氾濫の実態を調査しました。西銘純恵県議、伊盛サチコ・うるま市議、イサ真武・読谷村議が同行しました。

 沖縄本島地方では、台風で初となる「数十年に一度の強さ」を示す特別警報が発令。県防災危機管理課によると、22市町村28万3469世帯68万3941人(最大)に避難勧告が出され、36人の重軽傷者、84件の土砂崩れなど、全域で甚大な被害をもたらしました。

 家屋が約2メートル浸水し、無残に散乱した家具や食器を片付けていた女性(78)は「先祖代々続く、トートーメー(仏壇)まで水没した。涙しか出ない。県は河川を整備し、補償してほしい」と切々と訴えました。

 調査した赤嶺議員は「かつてない台風で河川氾濫が広範囲に広がった。河川の周囲の自然が宅地化して氾濫を拡大している。根本的な河川対策が必要だ」と話しました。西銘県議は「緊急箇所の速やかな改修とともに、河川の維持管理費の拡充や河川幅の拡張など、抜本的な河川改修を県に求めていきたい」と話していました。

 この日、名護市でも具志堅徹市議、ナカザト克次市議予定候補が9、10日の調査をふまえ、同市に対策を申し入れました。

山形県

 9日に山形県を襲った大雨は、南陽市、長井市などに大きな被害をもたらしました。日本共産党の渡辺ゆり子県議、佐藤明南陽市議は11日、南陽市役所で安達正司副市長から、被害の状況を聞きました。安達副市長から渡辺県議に対し、塩田秀雄市長の「豪雨被害に関する要望書」が渡され、協力を要請されました。

 要望書は、災害救助法、激甚災害法の適用を求め、▽吉野川、織機川の早期改修▽県道・市道、農業用施設の早期復旧▽冠水した田畑、学校グラウンドの原状回復―などに財政支援も含めた支援実現のため、国や県への働きかけを求めています。渡辺・佐藤の両氏は、実現に力を尽くすと表明しました。

 これに先立ち、両氏は、南陽市の金山、吉野地区など吉野川沿いの集落の被害状況を調査。生活道路が至る所で寸断され、川に迫る山からは、無数の地滑りが起きている実態を見て回り、住宅に入り込んだ泥の排出に追われる住民にお見舞いをのべ、激励しました。

 昨年も被害にあったという60代の男性は、「新しくした畳も泥だらけになった。山林対策も含めた抜本的対策が必要と思う」と話していました。


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