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2014年7月9日(水)

大病院受診 「紹介なし」締め出し

厚労省 定額の負担増提案

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 厚生労働省は、紹介状なしで大病院を受診する場合、従来の自己負担(1〜3割)に加えて新たな負担増を求める案を、7日の社会保障審議会医療保険部会に示しました。厚労省は3案を示し、保険給付の範囲内で新たな定額負担を求める案が有力だとしています。具体的な金額は示されませんでしたが、これまでに最大1万円とする案が出されており、大幅な負担増がねらわれています。

 大病院外来の自己負担増は、医療費削減のため受診を締め出すのがねらい。だれもがいつでもどこでも受診できる権利を脅かし、早期発見・早期治療を妨げるなど重大な問題点を抱えています。

 大病院の外来受診については現在、200床以上の病院では、紹介状のない患者に対して初診料などとは別に特別料金(初診で最高8400円など)を徴収できますが、導入している病院は半数もありません。そのため、強制的に特別料金を徴収させて、受診を強引に締め出す考えです。

 今回の案でこの特別料金も引き続き徴収可能となっています。

 委員から「大病院に行ける人、行けない人の格差が広がる」など懸念の声があがりました。


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