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2014年7月4日(金)

きょうの潮流

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 ひどい会見でした。政務活動費の不明瞭な支出を指摘され、釈明会見を開いた兵庫の野々村竜太郎県議(無所属)。冒頭、記者に冷静さを求めながら、突然泣きわめき質問にもまともに答えない。異様な醜態に批判が殺到しています▼この県議は昨年度の政務活動費から交通費300万円を支出。1年間で195回の日帰り出張をしながら、領収書はなし。しかも行き先は、城崎(きのさき)温泉や東京、福岡など特定の場所に集中。11日間連続で福岡と東京を交互に訪れた月もありました▼3年前の初当選後から同様なことをくり返していた野々村県議。税金で賄う政務活動費を「議員の大きなくくりのなかで、ごくごく小さいもの」と言いのけました。こんな人物だとわかっていたら…。泣きたいのは県民のほうでしょう▼法改悪で使途が広げられた政務活動費。それを悪用するケースは各地で後を絶ちません。先日も愛知県議(減税日本)が知人の女性に海外視察を委託し、支出が問題になったばかりです▼日本共産党の兵庫県議団は今回の件で、本人の説明責任はもちろん、議長に必要な調査と使途の透明性の確保を図るよう求めました。女性蔑視のやじを飛ばした都議会をはじめ、いま議員や議会のあり方が大きく問われています▼来春に迫るいっせい地方選挙。住民に寄り添い、健康や平和を守り、暮らしやすい社会をつくるために汗をかくのが議員や議会の務めです。国政も同じですが、それに背を向ける者には有権者の厳しい審判が待っています。


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