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2014年6月30日(月)

「領有権」強い姿勢示す

中印平和五原則60周年北京式典 習近平主席が演説

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 【北京=小林拓也】中国とインドによる1954年の「平和五原則」発表60周年を記念する式典が28日、北京の人民大会堂で開かれました。演説した中国の習近平国家主席は、「新たな情勢下でも平和五原則の精神は時代遅れではなく、その意義は薄れることはなく、その役割は弱まることはない」と強調。「平和五原則は中国の憲法に記載され、中国の外交政策の礎だ」とアピールしました。

 一方、「国家主権と領土への侵犯は許されず、各国は双方の『核心的利益』を尊重すべきだ」と述べ、東シナ海や南シナ海での領有権問題で強い姿勢を示しました。

 また、米国などを念頭に「国際的事務を独占しようとする発想は時代遅れであり、そのような行動は成功しない」と指摘しました。

 平和五原則は、非同盟諸国会議の運動の原則や東南アジア友好協力条約(TAC)にも盛り込まれています。

 記念式典には、ミャンマーのテイン・セイン大統領とインドのアンサリ副大統領も出席。アンサリ氏は「平和五原則は世界秩序の基礎だ」とし、「われわれは公平なグローバル化や真の多極主義を建設するために共に努力し、人類共同の脅威に適切に対応する有効な道を探す必要がある」と演説しました。


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