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2014年6月26日(木)

ストレス対応優先に

高橋氏 職場の体制で参考人

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(写真)質問する高橋ちづ子議員=13日、衆院厚労委

 衆院厚生労働委員会は13日、労働安全衛生法改正案の参考人質疑を行いました。近畿大学の三柴丈典(たけのり)教授、全国過労死を考える家族の会の寺西笑子(えみこ)代表世話人、日本産業衛生学会の圓藤吟史(えんどう・ぎんじ)理事長が陳述しました。日本共産党の高橋ちづ子議員が質問しました。

 職場で増加している「パワハラ」の定義や防止策を法律に明記すべきではとの問いに、三柴氏はフランスなどの例を引き、「人格否定などストレス性が強い事例については法定化の条件を満たしている」と述べました。

 寺西氏は「残業代ゼロ」など安倍政権が狙う労働時間の規制緩和に関し「労働時間の正確な把握すらされていない事業所もある。当事者任せではなく、使用者側(企業)はきちんとした労働管理をしてもらいたい」と指摘しました。

 高橋氏は、ストレスチェックが努力義務とされた小規模事業所でとりくむ上で、産業医と他業種との連携や地域産業保健センターのかかえる課題について質問。圓藤氏は「ストレスチェックを受けた後の対応ができてはじめて完結する。その体制づくりを優先してとりくんでほしい」と話しました。


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