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2014年6月24日(火)

沖縄「慰霊の日」平和誓う

知事「宣言」 「県外移設」以外に含み

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 69年前沖縄戦で組織的戦闘が終わったとされる23日、「慰霊の日」として、県と県議会は、沖縄全戦没者追悼式を糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園で開きました。県内外から約4600人が参列しました。花束を手にした県民らが全戦没者名の刻印された「平和の礎(いしじ)」に手をふれ、平和の尊さを確かめ合っていました。

 仲井真弘多知事は昨年12月、安倍政権の圧力を受け、新基地建設のための名護市辺野古の埋め立てを承認しました。今回、仲井真知事は、平和宣言から削除を模索していた米軍普天間基地(宜野湾市)の「県外移設」の文言を、世論に押されて残さざるをえなかったものの、「県外への移設をはじめとするあらゆる方策を講じなければならない」として、「県外移設」以外もあると含みをもたせました。

 来賓あいさつした安倍首相は「沖縄振興の先頭に立つ。基地負担を軽くする」とのべましたが、具体策は語りませんでした。しかし、式典後、記者団に対し、米海兵隊垂直離着陸機オスプレイの「県外での訓練をさらに拡大していきたい」と強調。オスプレイ配備撤回を求める県民の願いには応えず、負担軽減を口実に全国へ負担を拡散させる狙いを明らかにしました。

 県議会の喜納昌春議長は、県内全41市町村が超党派の「建白書」で「オスプレイ配備反対」を求めたものの、「幾度となく沖縄県民の民意は踏みにじられ、政府への不信と怒りは限界にきている」とのべました。

 日本共産党から赤嶺政賢衆院議員が参列・献花しました。


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