2014年6月20日(金)
安倍暴走に広範な批判
ラジオ番組 山下書記局長語る
日本共産党の山下芳生書記局長は18日放送のラジオ日本番組「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演し、集団的自衛権、消費税増税、雇用問題などについてアナウンサーの岩瀬さんと語り合いました。
岩瀬さんは「集団的自衛権という言葉は難しいという人もいますが…」と質問。山下氏は志位和夫委員長の国会論戦を詳しく紹介し、「自衛隊が『戦闘地域』まで行って軍事支援を行う―アメリカの戦争のために日本の若者の血を流させるというのが本質です」と述べ、解釈改憲で行使容認を狙う安倍政権の暴走に保守の人々を含めた広範な批判がまきおこっていることを力説しました。
日本維新の会やみんなの党が改憲暴走をあおっていることを山下氏が指摘すると、「野党として違うじゃないか。共産党はいま元気がありますね」と岩瀬さん。
山下氏は暮らしの問題でも、消費税大増税や社会保障改悪を国民に押し付けながら大企業には大減税はおかしいと怒りを込めて発言。岩瀬さんは「共産党といえば、ブラック企業の問題にかなり真剣に取り組んでいるイメージがある」と述べ、やりとりになりました。
山下氏は、日本共産党が国会で実名を挙げてブラック企業の問題を取り上げてきたこと、国会にブラック企業規制法案を提出したことを受け、厚生労働省が立ち入り調査を始め、企業ごとに離職者数の公表を求めるなど事態が動いていることを紹介。「まだ根絶まではいきませんが、提案しただけで動きました。若者がちゃんと働くことのできる社会をつくるため、国民のみなさんと力を合わせていきたい」と決意を語りました。
岩瀬さんは「それがまさに山下さんがおっしゃるところの市民運動と政治がドッキングするところなんでしょうね」と応じました。